コンクリートから人へ

 散歩中、近所の畑で菜の花が咲いているのを見つけました。日当たりが良いと、寒くても花が咲くようです。寒いのは人間だけで、植物は地球温暖化を感じているのかもしれません。
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コンクリートから人へ

 民主党がマニフェストに掲げたコンクリートから人へに従って、来年度予算案では公共事業費を18%削減した。これに伴い89ダム事業も凍結された。まあ、いい加減な検討結果から計画されたものを廃止したり、再検討するのならやむをえないが、本当に必要なものまで廃止しているとすれば問題であるし、人へと言っても、単なるバラマキでは金をかける意味が無い。本来は自分が働いて得たお金で、自分の生活を成り立たせるのである。それを子ども手当てとして支給するのはどうなのだろうか? 子ども手当ての支給が終われば、当然収入が減ることになる。その時、それまでの生活レベルを維持できるのだろうか? とても疑問に思う。
 公共事業というと、道路や橋、ダム、港湾施設や地域センターの建設などが思い浮かび、政治家とゼレコンとの癒着という問題が常にあった。しかし、ゼネコンの下には多くの建設作業員がいて、公共事業で生計を立てていた人たちがいるのである。それを、全て無駄だからやめると言うのでは、この人たちはどうやって食っていくのだろう。必要の無いものは無理に作ることは無いが、必要なものは作るべきではないのだろうか。その辺りをキチッと吟味して決めて欲しいものである。事業仕分けは短時間で決めすぎたのではないかと思っている。もっと時間をかけて決めるべきではないのだろうか。スクラップアンドビルドという手法も必要ではないのだろうか。
by yousui-nobidome | 2010-01-17 15:19 | 日本を考える


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