認知症

(よく判らないと思いますが、イルカの背に乗ってます)
認知症_a0006530_14454887.jpg 昨年の1月18日にチャレンジド というエントリをアップしました。先月の24日にkonwakushaさんと仰る方からコメントをいただきました(コメントの内容は上の『チャレンジド』をクリックして読んでください)。
 konwakushaさんはチャレンジドという言い方にではなく、『認知症』という言い方に困惑を覚えるそうです。認知と『症』が付くことにより、
 「あなたは病気だ!!」と断定されてしまい、
 「最近、少しボケてきた。」という、やんわりした優しさが失われてしまうそうです。
 言葉というか、呼び方は難しいなと考え込んでしまいました。確かに(従来の)日本語には優しさがありました。それがものごとを曖昧にしているという指摘もあります。正確さに欠けるということで、徐々に正確な言い方をするようになってきたようです。でもそれが、(認知症とは無縁の人には)意外な結果となっているようです。

 障がい者のことを『チャレンジド』という発想は、今の日本人には出来ない発想だと思います。何故なら、今の日本人はマニュアル人間で、何事もマニュアルどおりにやらないといけないと思い込んでいるからです。直訳というか、ものごとを正確に言い表さなければならないと思い込んでいるからです。でも、それはところを選んで、いろいろな言い方をするということが出来なくなっているからではないでしょうか。考え方が、ものごとの捉え方が画一的、一方の立場からだけになっているからでしょう。
 医者に
 「痴呆です。」と言われても、
 「おじいちゃんは最近ボケが強くなったね~。」という言い方が出来なくなっていることは、日本人の心から、相手を思い遣るということがなくなっていっているからだと思います。

 だから、今の小学校教育には英語なんぞを取り入れずに、『豊かな人間教育』を取り入れる必要があると思うのです。
by yousui-nobidome | 2006-11-10 15:26 | 日本を考える


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