今年の梅雨の間のことです。
梅雨前に、我が家の庭に頻繁にヒヨドリが来るようになりました。
庭に実っていたグミの実を食べに来ているようでした。数日後にはグミの実はすっかり食べ尽くされてしまいました。
組の実を食べつくしてしまっても、ヒヨドリは毎日我が家の庭にやってきました。
私がウッドデッキの椅子に腰掛けて、コーヒーを飲んでいても、恐れる様子も無く庭木の間を飛び回っています。
そのうち、どこからとも無く雛鳥のか弱い鳴き声が聞こえるようになりました。
それも、ヒヨドリが庭木にとまっている間だけです。ヒヨドリがいなくなると、声は全然聞こえません。そう、親に餌をねだる雛鳥の声だったのです。
(見にくい写真ですが)何となく雛鳥が口を大きく開けて、餌をねだっている様子が分かります。
私が座っている場所から1.5メートルくらいしか離れていません。葉が茂っているので、まさか巣があるようには見えません。私が危害を加えないと分かっていて巣をかけたようです。知らぬ間に私は、ヒヨドリ一家のガードマンになっていたようです。
梅雨が明ける前に、ヒヨドリは無事に巣立ったようです。
来年また来てくれるように、巣はそのままにしてあります。