みっともないⅢ

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 今日(5月28日)、TBSテレビ『噂の東京マガジン - 噂の現場』を見ていて、みっともないの実例を見てしまった。それは、長野県松本市長である。
 事件の概要はこうである。
 昨年4月に長野県松本市と合併した旧四賀村である。四賀村は松本市と隣接しているが、その間には1000mの山が横たわっており、周囲も山に囲まれた盆地だということである。旧四賀村約6200人のうち3分の1の人が松本市は働きに出ている。松本市へ行くにはこの山を大きく迂回していかなければならず、急病人が出た場合も迅速に病院へ運ぶことが出来ない状況だったという。
 旧四賀村はこの山を貫くトンネル建設が永年の悲願であったそうである。その建設費は約80億円とのことである。そこで、松本市と合併すれば、合併特例債などを使えば約14億円の負担でトンネル建設が出来るので、平成14年から20数回も協議し、合併後のトンネル建設を行うということで合併したのである。
 ところが、今年4月に、松本市長が一方的にトンネル建設を断念したそうで、旧四賀村の住人たちは、
 「話しが違う!!]
と、憤慨しているそうである。
 何がみっともないかというと、この松本市長である。トンネル建設の約束を反故にしたことは、法的には問題ないそうであるが、人間として情けない。中央の国政レベルであれば仕方ないかもしれないが、地域住人と密接な関係にある市町村レベルの話しである。もっと地域住人の身になって考えれば、こんなことは出来ないはずではないのだろうか。
 しかも、無作為抽出の5800人のアンケートで、回答のあった2110人の回答結果により決めたそうだ。この松本市長を始め、旧松本市民は血も涙も無いペテン師野郎である。

 「長野県は教育県であり、昔から教育には力を入れてきた。」と、長野県出身者は胸を張って言う。確かに、松本市は昔から教養高い町とは思っていたが、長野県出身でない私は、無教育者みたいに言われ、少々カチンと来たこともあった。でも、この話を聞いて、
 「長野県は教育県であり、昔から教育には力を入れてきた。」と、今度言われたら、
 「それがどうした。教育には力を入れても、人間としての情は皆無ではないか!!」と、言い返してやろう。
by yousui-nobidome | 2006-05-28 18:55 | 日本を考える


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