他人を見下す若者たち

他人を見下す若者たち_a0006530_645680.jpg

 ゴールデンウィーク中に読もうと何冊か本を買ってあったのですが、ゴールデンウィーク中には読み終えることが出来ず、今頃ゴソゴソと読んでおります。
 で、昨日(5月9日)読み終えたのが『他人を見下す若者たち』(速水敏彦著、講談社現代新書)です。『若者たち』となっていますが、他人を見下しているのは現代人に一般的な現象だと、強く感じました。若ぶるわけではありませんが、自分に全て当てはまるのではないだろうかと思い、赤面の至りというか、強く反省させられました。ただ冷静になって考えると、そうならざるを得ない社会の状況が見えてきます。社会の中で生きていく、社会の風潮に従うとこうなってしまうのは必然的なことだとも思いました。
 我々大人が、このような社会の風潮にストップをかけなければいけないと思いました。学校の先生や会社のトップに任せているだけではいけない。大人の一人一人が考えて行動しなければいけないと思いました。子どもや若者は、我々大人が思っている以上に、我々大人を見ています。自分の言動をなんとなくしてしまうのではなく、強く目的意識をもってしていかなければならないと思いました。
 『子どもは大人の言うことは聞かないが、大人の真似はする』のです。言うことと行動が一致しなければ、子どもは混乱してしまいます。
by yousui-nobidome | 2006-05-10 06:41 | 読後感想文


<< みっともない 日本は依然として性善説 >>