好き嫌いがあることは悪いことか?

ゴーヤ
 好き嫌いがあることは悪いことか?_a0006530_13273452.jpg kakakai さんのブログに『ゴーヤが苦手』ということが書かれていたのでトラックバックさせていただきます。
 私もゴーヤは苦手です。そもそもこどもの頃、私の周りにはゴーヤなるものは存在しておりませんでした。何年か前に沖縄のミバエが根絶され、本土への野菜の移出が許可されてから本土(首都圏)の八百屋の店頭に並ぶようになったものです。ですから私も4~5年前に初めて口にしました。だから、何が何でも食べなければいけないというものでは、断じてありません(笑)。それが、近年の健康ブームで採り上げられて、食べる人が増えたということでしょう。
 そもそも、人の食の嗜好は様々で、好き嫌いがあって当たり前ではないでしょうか。なぜ子供の好き嫌いを無くさせようとするのでしょうか。単純に言ってしまえば『学校給食があるから』ではないでしょうか。学校給食は、その学校に通っている人はみんな食べなければなりません。児童一人一人の好き嫌いには付き合ってくれません。だから、学校給食に出るものは好き嫌いなく食べられなくてはなりません。それで、親は子供の就学前に好き嫌いをなくさせるよう躍起になるのだと思います。でもこれってチョッと可笑しいと思います。学校給食に嫌いな食べ物が出たのなら、無理に食べる必要はないでしょう。堂々と残せばいいと思います。あとは親の責任です。きっちりとアフターフォローすれば宜しいと思います。食物には地域地域で特色があります。学校給食もその地域地域の特色を出して作り、それでもの食べられない子がいれば、それはそれでしょうがないでしょう。学校給食の役割も、私が育った戦後間もない食物が不足していた頃とは違ってきているのではないでしょうか。
 医食同源という言葉があります。意味は「いろいろな食物をバランスよく食べること」だと思っております。ですから、嫌いな食物に含まれる栄養は、他の(好きな:食べることのできる)食物で補えばいいと思います。無理に沖縄風のおかずを作る必要は無いと思います。
 kakakaiさんがどちらで暮らしているのか分かりませんが、沖縄で暮らしていないのなら、
>自分が苦手だからといって、ゴーヤの料理をしないのは、反則なのである。
と思うのは、少々疑問です。逆に、ゴーヤを嫌いなのに、無理やり食べさせられる人にとっては反則以上の拷問だと思います。
by yousui-nobidome | 2005-08-13 14:01 | 日常生活


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