都議選

 7月3日に都議選があった。私は誰が当選するかは二の次で、もっぱら投票率に関心が行っていた。23区、26市、5町、8村の内で投票率が50%を超えたのは、僅か15区市町村しかなかった。23区で50%を超えたのは北区のみ。26市では2市のみ。5町は4町が50%を超え、8村では全ての村が50%を超えた。全体では43.99%で、前回の都議選の50.08%から6%弱減少した。天気は曇り時々雨、暑くは無く、まずは絶好の選挙日和と思われただけに、今更ながら選挙離れの現状にがっかりしてしまった。前日、法事で訪れた江戸川区では、民間団体のご老体が
「選挙に行きませう。投票する人がいないなら白紙で投票しませう。」と呼びかけていたが、白紙投票さえもしなかったようである。
 私なりに分析すると、生活していく上で問題点が多い所ほど投票率が高いようである。島嶼部の投票率が全て過半数なのに対し、23区は北区以外は全て過半数割れである。中でも金持ちが多いと思われる港区は34.08%と最低である。北区にしたところで50.25%である。
 ここでひとつ提案したい。都議会議員定数は127で、これが42の選挙区に配分されている。これを次回選挙の際には、投票率に基づいて割り振ることとしたらどうかと思うのである。投票率の低い選挙区の定員を削り、投票率の高い選挙区の定員を増やすのである。あるいは、投票率が50%に満たないのであるから、都議会議員定数を63人に減らしてしまってもいいのではないか。財政難の折、経費節約にもなる。都民からさして期待されていないのだから、減らしたところでどうということ無いと思うのである。
 
by yousui-nobidome | 2005-07-05 05:20 | 日本を考える


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