JAPANESE ONLY

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 サッカーJ1の浦和レッヅが、サポーターが応援席の入り口に「JAPANESE ONLY」と書いた横断幕を掲示し、それを放置したとして観客を入れない試合を行わさせられるというペナルティを課された。理由は人種差別をしたためとのことらしい。何とも大げさな判断だと思った。サポーターは人種差別をしようなどという考えはなく、自分たちの考える統制のとれた応援を行おうとして、統制を壊す人たちを排除しようとしただけなのだろう(と、考えている)。それはそれで、一般の人たちには迷惑な話なのだが、人種差別にまでつなげて考えるのは、如何にも良い子でいようとするJ1リーグの、ご都合主義が垣間見えて、いやらしいと思ってしまう。人種差別というと、アメリカの人種差別や、かつてのナチスドイツやユーゴスラビアの人種浄化、南アフリカのアパルトヘイトなどを思い出してしまうが、今回の事件はそれほど深刻な話ではないだろう。考え方が大げさなのである。
 最近、物事を大げさに捉えようとする風潮がまかり通っているように思えてならない。抗議や批判が出ると、問題が大きくならない内に収めてしまおうと、よく考えないで対応策をとってしまうようだ。拙速に対応策を考えてしまうと後で大きな付けが回ってくることは、韓国の従軍慰安婦問題の早期収拾を図ろうとした、河野官房長官談話が証明しているではないか。正しく当時の状況や、横断幕を張った人に確認を取り、それを発表して、自らのとる対応策とペナルティを発表すべきではないか。そのあたりのことがウヤムヤで、私は人種差別を行っていたと受け取ってしまった。人種差別を行っていたとしたら厳罰に処すべきだが、そうでなかったのならそれほど騒ぐことはないと思う。ただ、サポーターの応援の仕方ということを考える必要はあると思うが。
by yousui-nobidome | 2014-04-06 17:20 | 日本を考える


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