高齢者のみっともない

 私が住む清瀬市は高齢者が多い。休みの日などに駅前へ行くと、高齢者がゴロゴロいる。皆さん元気で暮らしているようで、それはそれで結構なことである。しかし、その行状は困ったものである。
 駅の通路や道路にたむろして、交通の障害になっているのだ。ただ歩いているだけでもノロノロ、グズグズしていて困った存在なのだが、そこは高齢者だから若い世代に比べて早く歩けないのはしょうが無いし、道路を歩くのは万人に認められた権利であるからとやかく言うつもりはない。私が言いたいのは、通路や道路の真ん中で、他人の迷惑も顧みずに話し込んでいることである。また、ベンチを長時間占拠して、大勢で集まって話し込んでいることである。こういう場所は、待ち合わせの際にチョッと座ったり、買い物の際に短時間休憩する場所である。そこに屯している高齢者は、明らかにその場所を目的に集まっているのだろう。
 また、喫茶店(ドトール)に入ると、ここにも高齢者がいるが、コーヒー1杯で長時間席を占拠している。しかも、食べ物を持ち込んで、コーヒーで流し込んでいる。私が帰宅途中に、
「チョッと休憩を」と思って入店しても、座る席が無くて、
「いらっしゃいませ~」という店員の声に背を向けて、
「座る場所が無いから帰ります」ということもしばしばである。
 図書館に入れば、高齢者が席を占領している。読書しているのならいいが、眠っている人もいる。真夏や冬になると、外だと暑さ寒さを凌げないのでドッと増える。受験シーズン前になると受験生が勉強に来ているが、席の取り合いでひと悶着を起こしている。同席した高齢者が喧しいと喧嘩沙汰になることもある。
 清瀬市は財政弱体自治体ではあるが、高齢者に回す予算は驚くほど多い。高齢者施設も結構あるが、施設に入る前の元気な高齢者は行くところが無いのだろうか。
 不肖、野火止用水は
「オレは、こんな高齢者にはならないゾ」と、日日悶悶としている。
by yousui-nobidome | 2010-10-15 22:38 | 日日悶悶


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