税制大綱

 政府が税制大綱を閣議決定したそうだ。目玉は法人税率を5%下げることのようだ。
 「何を寝惚けたことをやってるんだ!!」と、朝刊の1面を見て、思わず叫んでしまった。税制大綱を閣議決定するのはいいが、十分に検討・議論を尽くしたうえで決定したのだろうか。民主党政権の専売特許である、拙速で決めてしまったのではないのだろうか。
 今、最初にやらなければならないのは、経済の立て直しではないのだろうか。法人税を5%下げたからといって景気は浮揚するのか? こんなことは無理であることは火を見るよりも明らかだろう。大体、今の日本で法人税を払っている法人はどれだけなのだろう。恐らく3割にも満たないのではないだろうか。税率を下げることで得をするのは一部の儲かっている法人だけで、大方の赤字法人は恩恵にあずかれないのである。これで、経済状態が好転するなど誰が考えても無理なことが分かる。
 で、もう一つ笑ってしまうのが、雇用促進税制である。従業員を増やした法人に対して1人20万円を減税するそうだ。これも、法人税を払っている法人に対してのもので、ギリギリ黒字の会社は、従業員を増やしたら、その人件費負担で赤字に転落してしまうのではないだろうか。つまり、儲かっている法人に対して優遇するということに他ならない。
 それでは法人税の5%の財源は何かと言えば、所得税の増税である。給与所得控除を年収1500万円を超えると一律245万円にし、青年扶養控除を年収568万円を超す世帯は原則対象外とするそうである。まあ、今の私には関係ないことであるが、該当者には気の毒だ。相続税の基礎控除額も引き下げるそうで、これも私には無縁であるが、該当者には気の毒だ。地球温暖化対策税を新設して石油石炭税に上乗せするそうだ。京都議定書の後が決まっていないのに、日本だけ突出していいのかと思う。
 これでもまだ財源は全て賄えることにはならないようで、不足分は民主党得意馬鹿の一つ覚え』の埋蔵金で賄うそうである。『江戸幕府の埋蔵金を掘り出す』といって、山の中で穴を掘っている人が、今まで何人もいたが、いまだかって見つけたという話は聞かない。埋蔵金なんて無いのである。
 こんな馬鹿なことを考えていないで、真面目に考え、議論して欲しい。法人税の減税なんてそんなに急いでやらなければならないのだろうか? 消費税の増税も含めて、税体系全体を考え10年、20年先までを見据えて議論すべきではないのだろうか。それでこそ『大綱』と呼べるものになるのではないか。
# by yousui-nobidome | 2010-12-17 21:19 | 日日悶悶

自転車亡国論

 自転車を何とかしないといけないとは、私が常々考えていることである。道路を使っているのは、クルマと自転車そして人間(歩行者)である。この内、クルマは法整備が整い、いろいろな面で法の網が被されている。クルマの場合、スピード違反や駐車規制、酔っ払い運転の取り締まりを日常的に行っている。しかし、自転車は法の網を被されてはいても、その実態が無い。片手運転はいけない、二人乗りはいけない、夜の無灯火走行はいけない、走行中のケータイ使用はいけないなどと決められてはいるが、駅前等の放置自転車を行政が整理することはあるが、警察官による検挙はまず無い。私がクルマを運転しているときによく遭遇する、自転車の右側通行も取り締まりはおろか、啓蒙運動も行われていない。
 歩道を歩行中によく遭遇するのが、歩道上を自転車がわがもの顔に走行していることだ。自転車は本来軽車両であり、車道の左端を走行するものである。それが、『車道が混雑していて危険』という理由で1970年代に歩道を走行しても良いことになってしまった。ただし、あくまでも歩道を走行するよいうことで、歩行者の妨げにならないように走行しなければならないことになっている。にも拘らず、現実は歩行者の妨げどころか、歩行者への脅威以外の何物でもない。チリンチリンとベルを鳴らされ、直ぐ脇を猛スピードで走られ、直前を横切られ、時には接触されもする。
 また、駅前や商店街などでは駐輪している自転車が通行の妨げとなっている。行政は駐輪場の整備に努めてきたが、慢性的に不足していて止められない自転車も多い。通勤・通学に自転車を利用している人は何とか確保しているようだが、時々しか利用しない人は止めることはできない。『駅から遠い』という理由で最初から駐輪場に止めようとは思わない人も多い。最初から違法駐輪を行う人だ。経済的理由もあるのだろう。公共の駐輪場は1ヵ月2~3千円かかる。収入が少ないからバスに乗らないで自転車を利用している人なのだろう。
 もうひとつ問題がある。高齢者の自転車利用である。クルマを運転しない(できない)高齢者にとって、自転車は手軽な交通手段だ。買い物に行くと帰りは荷物が増える。歩くこともままならないうえに思い荷物を持つのは二重の苦しみだろう。ところが自転車の運転もままならないのである。私がクルマを運転しているときに高齢者の自転車に遭うと非常に緊張する。フラフラ走っている脇を追い抜くときに接触しないかと冷や汗ものだ。また、急に道路を斜め横断することにも注意しておく必要がある。高齢者は自分のことしか考えていないから、こちらが十分すぎるほど注意していないと、何時事故の当事者になるか分からない。
 と、ここまで書いてきて気が付いた。『自転車亡国論』として自転車の問題を書いてきたのであるが、これは世の中のことを『自転車』という切り口で論じただけで、本来は人の世のありよう、人の心の問題なのだということに気が付いた。現代社会が如何に自分のことしか考えていない人が増えてきたということである。人の迷惑を考えれば、駅前に自転車を放置することは無くなるはずだし、歩行者のことを考えれば、歩道上を猛スピードで走ることは無くなるはずである。自分勝手で独善的な高齢者も減るはずである。社会の意識を変えていかなければならないのだろう。
# by yousui-nobidome | 2010-12-14 21:11 | 日日悶悶

学校の教師は交通教育をしっかりやれ

 学校教育がいろいろ取り沙汰されている。取り沙汰される内容も幅が広い。それだけ学校教育には問題があるのだろう。ゆとり教育からイジメ問題、給食費の不払いまで百花繚乱である。
 今回私が指摘したいのは交通教育である。今日も家へ帰る歩道上で、子どもらを怒鳴りつけてしまった。原因はこうだ。
 中学生だと思ったが、数人の男の子が自転車で歩道上をデタラメに走って来て、私と接触しそうになった。辺りは日が暮れ黒い服装の彼らをすぐには発見できなかったのである。彼らの自転車は全て無灯火であった。危険この上ない行為だ。私がすんでのところで避けることができ事なきを得たが、足腰の弱った高齢者であったなら大惨事になっただろう。救急車を呼ぶ事態になっていたと思うのである。私は振り向きがちに、
「このやろ~、電気ぐらいつけて走れ!!」と罵声を浴びせてしまった。一瞬、こちらを振り返ったが、彼らは何事もなかったかの如く走り去った。
 彼らにしても、小学生にしても、また大人にしても自転車のルールが守られていないのが現状である。歩道上をわがもの顔に走り回っていて危険極まりない存在になっている。大人はともかくとして、小中学生に対して交通教育はされているのだろうか。例えば、数年前の交通標語に(記憶は定かではないが)
『自転車に乗ったらあなたも運転手』というのがあった。
「自転車に乗る人は自動車の運転手と同等に交通ルールを守り安全運転をしなさい。」と言うことだろう。自動車対自転車だと自転車は被害者になるが、自転車対歩行者なら自転車は加害者になるのである。
で、自転車はクルマと同じく左側通行をしなければならず、歩道上を走る時は歩行者の通行の妨げをしてはいけないのである。このことをしっかりと子どものうちに教え込まなければならない。今の学校はこのことをキッチリと教えているのだろうか? 大いに疑問である。
 学校の先生方は、
「交通教育は家庭の役割」と仰るだろうが、とんでもない話である。子どもの親が交通ルールを知らない(守らない)のである。そんな親が交通教育なんぞ出来るわけが無いのである。先生方の中にも交通ルールを守らない人がいる。そんな先生は交通教育なんぞ出来るわけがないし、やってはいけないのである。管轄する警察署に相談すれば、講師を派遣してくれるはずである。その講師から先生も児童・生徒も交通教育を受ければいいのである。ついでにPTAも呼べば一石三鳥である。是非実行してほしいものである。
# by yousui-nobidome | 2010-12-05 20:43 | 日日悶悶

ウィキリークス

 今朝の朝刊を見ると第1面にオバマ政権「裏の顔」ウィキリークス暴露という見出しが目に飛び込んできた。アメリカの外交文書をウィキリークスが11月28日に暴露したというニュースであった。先日、日本でも警察が保有している対テロ関係文書がネット上に流失し、日本の排他的経済水域である尖閣諸島沖で中国の漁船が日本の巡視船に体当たりしたビデオ映像がネット上に公開された事件が起こったばかりである。日本は機密に対して無頓着だという感を持ったが、アメリカも脇が甘いというか、日本と大差ないなと感じた。
 しかし、その内容は下世話ではあるが面白い。諸外国の首脳の評価であるが、北朝鮮の金正日総書記は「身体のたるんだおやじで、肉体的、精神的なトラウマを抱えている」、イタリアのベルルスコーニ大統領は「軽率でうぬぼれが強く無能」、ロシアのメドベージェフ大統領は「プーチン首相(主人公の)バットマンの助手役のロビンちゃん」、フランスのサルコジ大統領は「裸の王様」、ドイツのめメルケル首相は「リスクを避け、創造性に乏しい」、アフガニスタンのカルザイ大統領は「誇大妄想家」だそうである。言いえて妙だが、暴露されるとは思っていなかったのだろうが、外交文書に書くにはいささか品が無い。
 日本に関するものは暴露されなかったようだが、歴代首相はどのような評価なのか興味深い評価に値せずということなら、その通りだろう。
# by yousui-nobidome | 2010-11-30 22:44 | 日日悶悶

北朝鮮、韓国に砲撃

 いや~驚いた。第二次世界大戦の前後のきな臭い世界情勢の時であればあり得ようが、現代の情勢下でいきなりこんなことが起きるとは。まあ、北朝鮮のことだから何でもアリということはできようが、目の当たりにするとビックリしてしまう。
 今まで日本人はじめ世界の人々を拉致していたというニュースに接した時、過去にやっていたことのように思っていたが、今でも隙あらば何でもやるような国なのだと改めて思った。
 北朝鮮と韓国及び国連軍(アメリカ軍)は、未だに戦時下であり、休戦協定により一時的に交戦することを休んでいたという事実も思い出した。休戦中であるといっても、北朝鮮相手では何時でも反故にされるということも肝に銘じておき、北朝鮮は何も約束を守らないということも肝に銘じておかなければなるまい。日本は中国、ロシア、北朝鮮それに韓国といった一筋縄ではいかない国々に囲まれて、孤立無援という事情も忘れてはならないだろう。
# by yousui-nobidome | 2010-11-24 23:28 | 日本を考える