オレオレ詐欺

オレオレ詐欺_a0006530_5312182.jpg オレオレ詐欺の被害額が、今年の8月末までに100億円を突破したそうだ(警察庁のまとめ)。子や孫を思いやる心を逆手に取った卑劣な犯罪である。防止策がマスコミはじめいろいろ紹介されてはいるが、被害が一向に減るどころか増えている状況である。
 昔の日本人は、額に汗して働くことがあたりまえと考えていて、真面目にコツコツ働くことを美徳としていた。しかし、オレオレ詐欺をはたらく者は、プリペイド式携帯電話を用意して、架空の話をでっち上げることで金を手に入れている。額に汗をかかないでも金になるということが分かれば、次から次へとオレオレ詐欺をはたらくだろう。失敗しても「ダメもと」だから、損害はない。次の獲物を見つければいいだけであろう。真面目に(?)プリペイド式携帯電話を使っている人には迷惑な話だろうが、NTTドコモはオレオレ詐欺に使われるので、プリペイド式携帯電話を廃止するそうである。銀行も、不審な預金口座や長期間使われていない預金口座などの整理を行うなど、社会全体でオレオレ詐欺をなくす算段を講じるべきだと思う。国から高額な金融支援など、さまざまな支援を受けているのだから、これくらいのことをやるのは当然だと思う。
 しかし、オレオレ詐欺の被害に遭う人が多いということは、まだまだ、日本では親子間の、いや、親(祖父母)が子を思う愛情は廃れてはいないということではないだろうか。子はその愛情に応え、自分の親(祖父母)がオレオレ詐欺の被害者にならないように、定期的に親に顔を見せるなり、連絡を取るなりすべきだと思う。親子間の愛情が、親から子への一方通行の愛情になっていることが、オレオレ詐欺が増えている元凶ではないかと思っている。
 
# by yousui-nobidome | 2004-10-07 06:02 | 日本を考える

雨でコスモスに逢えなかった

雨でコスモスに逢えなかった_a0006530_16464787.jpg 今日はコスモスを見に行こうと予定していたのですが、夜半からかなり激しく雨が降り続き、夜が明けても一向に止みそうも無いので断念しました。写真は昨年撮ったものです。場所は立川市にある国立昭和の森公園です。毎年見に行っておりますが、丘全体がコスモスに包まれていて、見に行くたびに感激しております。
 他の方のブログの写真は綺麗なものが多く、私の写真は見劣りしています。今年こそはと思っていたのですが、残念です。来週は3連休なので、頑張って撮ってこようと思っております。
# by yousui-nobidome | 2004-10-03 16:52 | 日常生活

運動会

運動会_a0006530_18131559.jpg
今日は最高の運動会日和でした。私の末娘の通う小学校でも運動会が開かれました。昔は小学校の運動会と言うと、村長さんはじめ、村会議員や地域の有力者、あるいは地域の古老がつめかけ、地域の一大イベントとして位置づけられていたような気がします。そこで徒競争にでも優勝すれば、今のオリンピックゴールドメダリストのような待遇を受けていたような気がします。都市化の影響でか、あるいは娯楽の多様性でか、又は小学校教師のサラリーマン化(ヤル気の無さ)かは分かりませんが、地域での地位が低下しているように感じるのは私だけでしょうか。しかし、子供たちは一生懸命にやっていることが、見ていてとても嬉しく、また喜ばしく感じました。私の末娘も、精一杯やっており、家庭で見る娘とは一味違った姿を見せてくれて、親バカかもしれませんが、とても頼もしく見えました。子供は親の知らないところで、ドンドン育っているものですね。
 とても嬉しくて、思わず帰りに、末娘の好物の巨峰とデカデカプリンを買ってしまいました。
# by yousui-nobidome | 2004-10-02 18:26 | 日常生活

中秋の名月

 今日は旧暦の8月15日、十五夜お月様の日です。天気は生憎の曇りで、歌のとおり
「十五夜お月さん、雲の上~」です。残業した帰りの駅のホームで空を見上げたのですが、やはり雲にさえぎられて見えませんでした。でも雲のところどころに切れ目ができておりましたので、上手くすれば一瞬でも十五夜お月さん会えるかと思い家路を急ぎました。案の定、家に帰り着いてウッドデッキで一服していると、なんと雲の切れ目から十五夜お月様がヒョッコリと顔をのぞかせました。テルテル坊主を作っていた娘に声をかけて、短い間でしたが二人で月見を楽しみました。 娘は、学校の給食にお団子が出たそうで、美味しかったと喜んでおりました。「月より団子」だけではなく、私と一緒に月見をしてくれてありがとう。
 準備していませんので写真は撮れませんでしたが、今日一番の小さな幸せを味わうことができました。
# by yousui-nobidome | 2004-09-28 23:12 | 日常生活

国連常任理事国入り

国連常任理事国入り_a0006530_1655270.jpg 政府は国連改革の一環として、国連の常任理事国を増やすことを求め、小泉首相が国連総会で「国連常任理事国入り」を表明したそうだ。それに対して中国が反発しており、拒否権の行使も考えられる状況だと伝えられている。理由はアジアの盟主を自認する中国の発言権が低下するからとかで、まったく呆れてしまう。
 国連常任理事国は第二次世界大戦の戦勝国(米国、英国、仏国、中国、ロシア)の5カ国で構成されている。戦後から60年近くを経て、その間、世界情勢も大きく変わった今、世界のリーダー的存在の国は、第二次世界大戦の戦勝国の、この5カ国だけではないと思う。例えば、国連分担金にしても、日本は米国に次ぐ2番目の2億7960万ドル(全体の約19.5%)を拠出している(2004年)。それに対して、英国は8,800万ドル(同約6.1%)、仏国は8,660万ドル(同約6.0%)、中国は2,950万ドル(同約2.1%)、ロシアは1,580万ドル(同約1.1%)である。金で地位を得るということは余りいい考えではないことだけれど、国連分担金を多く負担していることは、それだけ世界平和に寄与していることではないだろうか。
 また、中国はチベットを占領支配し、住民への過酷な弾圧も行っていると聞いている。ロシアはチェチェンの独立を認めず、同様に住民を弾圧している。それらに比べれば、平和の希求といった面では日本のほうがはるかに秀でており、国連常任理事国入りは当然ではないか。
 日本はよく「金は出すが人は出さない」、「金銭面では多大な支出を行っているのに感謝されていない。」といわれている。私もそう思っている一人である。国連分担金と同じくらい、優秀な人材を国連に送り込み、災害発生時の援助についても物資や金だけでなく、迅速に医療関係者や復興する人材の派遣を行うべきだと思っている。
 また、政府開発援助(ODA)も世界54カ国に対して92億8300万ドル(米国に次いで世界第2位、シェアは15.9%)の援助を行っており、この中には最大の被援助国である中国への援助13億3724万ドルも含まれている。これだけ世界への援助・貢献を行っていることをもっとアピールすべきであろう。
 日本の国連常任理事国入りの先行きは、決して明るいものではないようで、今後、独国、ブラジル、インドと共闘していくようであるが、是非、以上のことを踏まえて頑張っていただきたいと思っている。
(数値は2002年のもの)
 
# by yousui-nobidome | 2004-09-26 18:23 | 日本を考える