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嬲(なぶる)

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 理研の小保方晴子さんのスタップ細胞論文疑惑事件の記者会見の報道に接して、「嬲」という字を思い浮かべてしまった。まさに、牙をむく大の男に取り巻かれて、うら若い女性がただ一人釈明に追われているようだった。周りは功名心に駆られた記者連中である。間違った対応をすれば、何を書かれるかしれない。かなりのプレッシャーだったろうと察せられた。ことの真相は私ごときに分かるわけがないが、スタップ細胞がある、作ることができたということを、早く明らかにしてほしいものだ。
 今回、理研という組織はどうなっているのか訳が分からない、ということが分かった。
小保方さんが最高責任者であれば、今回のことは分かるが、そうではないようだ。彼女の上には大勢の人がいるようで、彼女はあるグループのリーダーでしかないようだ。当然、彼女らがやっていることをチェックすべき人はいただろうと思う。その人たちのチェックを掻い潜って、巧妙に論文を捏造したとは思えないし、仮にそうであったならチェックすべき人たちの責任も、同じ俎上にのせるべきだろう。ただ一人、小保方さんのみの責任を責めるのでは片手落ちだ。そればかりか、理研という組織の体たらくさを世間に大いに喧伝することになる。まさに、トカゲのしっぽ切りと言われても仕方がない。理研が今やらなければならないことは、一研究者の責任を問うだけでなく、自らの体質を治すことだ。資源のない日本にとって、優れた科学技術を生み出すことが、世界の中で生き残る唯一の術であろう。こんなことを相変わらずやっていると、益々優秀な頭脳が海外に流出してしまうのではないか。それが心配だ。
by yousui-nobidome | 2014-04-13 08:43 | 日本を考える

JAPANESE ONLY

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 サッカーJ1の浦和レッヅが、サポーターが応援席の入り口に「JAPANESE ONLY」と書いた横断幕を掲示し、それを放置したとして観客を入れない試合を行わさせられるというペナルティを課された。理由は人種差別をしたためとのことらしい。何とも大げさな判断だと思った。サポーターは人種差別をしようなどという考えはなく、自分たちの考える統制のとれた応援を行おうとして、統制を壊す人たちを排除しようとしただけなのだろう(と、考えている)。それはそれで、一般の人たちには迷惑な話なのだが、人種差別にまでつなげて考えるのは、如何にも良い子でいようとするJ1リーグの、ご都合主義が垣間見えて、いやらしいと思ってしまう。人種差別というと、アメリカの人種差別や、かつてのナチスドイツやユーゴスラビアの人種浄化、南アフリカのアパルトヘイトなどを思い出してしまうが、今回の事件はそれほど深刻な話ではないだろう。考え方が大げさなのである。
 最近、物事を大げさに捉えようとする風潮がまかり通っているように思えてならない。抗議や批判が出ると、問題が大きくならない内に収めてしまおうと、よく考えないで対応策をとってしまうようだ。拙速に対応策を考えてしまうと後で大きな付けが回ってくることは、韓国の従軍慰安婦問題の早期収拾を図ろうとした、河野官房長官談話が証明しているではないか。正しく当時の状況や、横断幕を張った人に確認を取り、それを発表して、自らのとる対応策とペナルティを発表すべきではないか。そのあたりのことがウヤムヤで、私は人種差別を行っていたと受け取ってしまった。人種差別を行っていたとしたら厳罰に処すべきだが、そうでなかったのならそれほど騒ぐことはないと思う。ただ、サポーターの応援の仕方ということを考える必要はあると思うが。
by yousui-nobidome | 2014-04-06 17:20 | 日本を考える