MR検査

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 今日、MR検査なるものを受けた。先週、椎間板ヘルニアの診察を受けたのだが、発症してから1週間たったにもかかわらず一向に痛みがひかないので、
「かなり重症かもしれないので、MR検査を受けてみましょう」と主治医に言われ、検査を受けることになったのである。早速、『MR検査とは何ぞや』とインターネットで調べてみた。
 Magnetic Resonanceの略で磁気共鳴と訳されます。人体内には、さまざまな形で水素原子核が分布しています。この水素原子核は通常は何の信号も出しませんが、体を強い磁石の中に置いて電波を与えると、瞬時に信号を放出します。その信号デ-タを基にコンピュ-タ-で画像を合成して臓器の状態を調べます。
 ということであった。私が通っている病院には装置がないので、車で30分ほどの所にある別の病院で受けることになった。迎えの車に乗り、着いた病院で、
 「金属類は一切身につけてはいけない。体に金属類は入っていないこと、検査中痛いことはないが、動いてはいけないこと、大きな音がするが、音は消せないので耳栓をすること・・・・・。」などの一通りの説明や注意を受け『イザ!!鎌倉』となった。
 検査はまず、トンネルの入り口にあるベットに寝ることから始まった。ここで体を固定され、検査中の姿勢をとらされた。やがて狭いトンネルの中へとベットが進みだした。狭いトンネルで、カプセルホテルよりも狭い。棺に入れられたようで、閉所恐怖症の人は、暴れて騒ぎ出すのではないだろうか。幸い私は閉所恐怖症ではないので大人しくしていたが、ツタンカーメン王(のミイラ)になったような気分であった。また、ジッとしているのがいかに苦しいことかもわかった。寝返りどころか身動き一つできないのである。その内に、いろいろな音階のエンジン音というか、太鼓を一定のテンポで鳴らしているような大音響が轟きだした。身動きできない辛さに、目をつむってジッと耐えていると、
 「後5分で終了です」という、検査技師の声が聞こえた。自分の時間感覚を試してみようと、私は数を数えてみることにした。5分と19秒を数えたところで検査が終わった。かなりいい加減な時間感覚のようである。
 検査料は6千円弱であった。
 「ウ~ン、高いなあ」と思いつつ、撮影したフィルムとともに私が通っている病院に送り返された。
 
 診察室に入るとフィルムが貼ってあった。それを見て、思わず息を呑んでしまった。レントゲンのような写真が鮮明に写っていたのである。私の背骨の全体写真や、部分的な写真はおろか、身体を輪切りにしたような写真が多数写っていたのである。
 「ウ~ン、6千円は高くはないなあ」と思った。
 このフィルムを見ながら主治医が説明をしてくれたのであるが、重症ではなく手術は不要であることが判明した。私はホッと胸をなぜ下ろしたのである。で、暫く投薬治療で様子を見ることとなった。前回処方していただいた薬のほかに、オパルモン錠(朝夕1錠)が追加された。

 病院から帰る際には、痛みが少し薄れたように感じた。MR検査で、身体を強い磁石の中に置いたということは、体中にピップエレキ絆を貼ったような状態だったのかもしれないなと思った。
by yousui-nobidome | 2007-03-24 18:06 | ぎっくり腰


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