若者言葉

a0006530_5342085.jpg 最近というか、大分前から日本語の言葉の乱れが指摘されてきた。主に若者の言葉の乱れが顕著だといわれている。それとともに、若者言葉という、従来の日本語とは異なる言葉も若者の間で流行っているようである。
 これらの原因を考えてみた。若者言葉はまあ、言葉の遊びという範疇に入るものであれば、特に問題視することもないと思う。ある若者言葉が流行っても、その内に別の若者言葉が流行りだすと廃れていってしまうからである。
 一方、言葉の乱れは、若者が知っている言葉が少ないからだと思う。いろいろな言葉の使いまわし方を知らないからである。それは、例えば敬語の場合、日常生活で敬語を使うことがなかったからにほかならない。私たちの子供の頃は、両親や学校の先生、近所の小父さん小母さんと話す場合は、敬語の使用を強いられた。兄弟や友達と話す言葉で話すと注意されたものである。ところが、我々世代より下の世代になると、この規制は弱められていったようである。学校の先生を友達かそれ以下の存在にして、言葉遣いで敬うということがなくなっていったようでもある。近所付き合いも希薄になり、よその子のことをとやかく言うと、
「我家の教育方針があるから、とやかく言うな。」となってしまう。その結果、よその子供と話すことはなくなってしまう。子供たちの付き合いの範囲も狭められていっていると思う。大人が近所の子供と話をすることは極端に少なくなっていると思われる。子供の母親にしても、保育園や幼稚園、せいぜい小学校低学年くらいまでの、自分の子供の友達としか話すことはないと思う。子供らも友達という、言葉の未発達な同年代の子供同士で話すのみであろう。子供らはこのような、大人との接触を断たれた環境で育つから、敬語なんて言葉の存在すら知らないことになってしまったのである。
 敬語以外の日本語についても、同様のことが言えると思う。
『子供は大人の言うことは聞かないが、大人のやることはまねをする』と言われるが、子供は大人の口真似をして、言葉を覚えていくものだ。そこに、感情表現豊かな言葉を話す大人が居れば、沢山の言葉を話す大人が居れば子供らも自然とそのような話し方ができる子供になっていくものと思われる。そうでなかった若者が多いから、自分の感情表現を言葉でできない若者が増えているのだと思う。若者言葉は既存の感情表現の言葉を知らないから、自分たちで新しい言葉を作ってしまうのだろう。また、自分の感情を他人にわかってもれえるように話せないから、暴力行為や異常な行動に出てしまうのではないだろうか。
 もっと、子供と話をしなければいけないなと反省している。
by yousui-nobidome | 2005-10-11 23:32 | 問題な日本語


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