とうとうやってくれました。私の予想では、反小泉派が折れて衆院の解散を回避するのではと思っていたが、甘かったようだ。既得利権の上に胡坐をかいている郵政族の決意は固かったようだ。小泉首相も再度衆議院で審議し可決すれば成立するのに、それを止めてあっさりと解散してしまった。この結末がどちらに吉と出るかは分からないが、どっちにしても、取るに足らない
メンツのために引こうとしなかったのだろう。まあ、郵政族にとっては利権を失うのは断腸の思いだったのだろう。参議院議員の方も
良識の府を舐めるなという思いもあったのだろう。
しかし、やり方はともかくとして、郵政民営化は私も賛成であっただけに、今後の民営化がどうなるかが非常に気がかりである。9.11後の新政権が郵政民営化や道路公団の民営化等々の改革を行うのか、今までのままでいいやと手を付けなくなってしまうのでは、日本の前途に大きな暗雲が垂れ込めてしまう。消極的な改革ならやらない方がましである。
9.11後は、多分、好むと好まざるとに関係なく
民社党政権になるだろう。民社党棚ボタ政権が何をやろうとするのか、大いに興味がわいてくる。