社保庁521億削減可能

 今朝の朝刊を見て驚いた。社保庁のコンピュータシステムの配置・契約見直しで、年間運用額の半分に当たる521億円が削減できるそうだ。なぜ、こんなことになっているかというと、
> 「(社保庁の)システム管理体制の弱さにある
そうだが、それは表面的なことであり、本質を突いてはいない。本質は「真面目に仕事に取り組んでいない」ことにあることは明らかである。国民から強制的に金をかき集め、何のコスト意識も持たずに、
「必要だから」といえば、ホイホイと予算が認められる体質が問題である。予算要求に対して、ジックリと『本当に必要なのか』、『もっと安くできないのか』といった視点で検討する体質ではないことが一番の問題である。
 今、我が家では冷蔵庫の買換えを検討している。もう10年近く使ってきたので古くなってきた。省エネ技術も進み、運用コスト(電気代)も低くなろうという目論見もあって買い換えようというものである。そのため、電気屋へ行き、カタログを集め、店員にいろいろ聞いて勉強してきた。後に残った問題は買換えの時期だ。廉く買えるタイミングはいつかを見極めているところである。
 我々が、たかだか20万円くらいの買い物をするのでも、これだけのことを考えているのである。それが、1100億円のコンピュータの運用経費を使うのなら、もっともっと考えて使うべきだろう。今回はコンピュータの運用経費に限っての見直しだが、(社保庁全体の予算がいくらあるか知らないが)全体の予算の見直しを行えば、恐らく1000億円、2000億円といった単位で無駄が見つかるだろう。
 こんな人達に我々の老後を託しているとは、なんともお寒い限りである
 社保庁を解体する話が出ているが、解体して新体制になったとしても、引き続き社保庁の人間を使うのであれば、また同じことになってしまう。新体制にするのなら、そこで働く人間も刷新しなければ意味が無い。現社保庁の人間は一切近づけないようにしなくてはならないと思う。
by yousui-nobidome | 2005-02-22 06:26 | 日本を考える


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