さもしき奴ら

さもしき奴ら_a0006530_22142185.jpg 新潟県中越地震の直後から、震災関係者に対して詐欺事件が相次いでいるようだ。「震災現場で事故を起こした」などというオレオレ詐欺が6件も起こっているそうである。その他、住んでいる人が避難した家へ空き巣に入ったり、義捐金を装った詐欺事件も出ているそうである。空き巣に入られた人は、泥棒が空き巣に入ったときに家が崩れ下敷きになった場合、自分たちが責任を問われるのではないかと心配しているそうだ。
 まったく、卑劣極まりない事件であり、聞くたびに憤るとともに、日本人も地に堕ちたと嘆かわしく感じる。自分が被災したときどう感じるのか考えてみれば、これほど酷い仕打ちをすることは躊躇するというか、考えることもないだろうと思う。それを簡単に実行してしまうところに、さもしさを感じてしまう。こんなさもしくなったのは、今までどんな人生を送ってきたからなのだろう。親兄弟や周囲から愛情をかけられることなく育ってきたのだろうか。憤ることを通り過ぎて、哀れささえ感じてしまう。例え、警察に捕まらなくとも、この先ロクな人生は送れないだろう。
 世間ではよく、酷いことをした人に『畜生にも劣る』というが、動物はもっと愛情に満ちあふれている。もし、犯人が捕まったら、罰として豚の世話でもさせて、人間はどう生きなければならないかを学ばせればいいと思う。とは言え、犯人がこれから、
「すみませんでした。深く反省してお詫び申し上げます」と自首してくることはないとは思うけれど、もうこれ以上悪事を重ねないように願うばかりである。
by yousui-nobidome | 2004-11-08 22:49 | 日本を考える


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